原憲太郎個展 ~Still~
2017年7月8日〜30日(土、日、月のみ開廊)
7/8から7/30までの間、土曜、日曜、月曜の12:00から19:00まで開廊しています。
From July 8 to 30 (gallery open on Saturdays, Sundays, and Mondays from 12:00 to 19:00)
-Photo works and video installations.
Artist Bio:
原 憲太郎
1979年 長崎生まれ
2005年 大阪教育大学大学院修士課程芸術文化専攻修了
個展
2004年 「原憲太郎展」海岸通ギャラリーCASO(大阪)
2007年 「fragments」海岸通ギャラリーCASO(大阪)
2008年 「ウミガラス、何も言わずに」アートスペース虹(京都)
2012年 「植物の自死に関する一考察」神戸アートビレッジセンター(神戸)
2013年 「エクリプス67日間」新宿眼科画廊(東京)
2014年 「tender」キチジョウジギャラリー(東京)
2015年 「swing-by」SAKuRA Gallery(東京)
2017年 「原憲太郎展」GALLERY ART POINT(東京)
グループ展
2014年 「千代田芸術祭2014 3331アンデパンダン」Arts Chiyoda 3331(東京)
2016年 二人展「seam-less」ギャラリーKINGYO(東京)
2017年 「YAHAGI’s SENSE展」T-Art Gallery(東京)ほか多数
「意味性が失われたもの、中和されニュートラルになったものは、何を指示するのか」を基に作品を制作してきた。
映像作品「hour record」シリーズは、動かないものを一時間、撮影(記録)した作品である。
一時間の動画作品ではあるものの、動くことがない動画のためにそれは静止画のように見え、
作品が動画であることの意味が危うくなる。映像表現の意味や時間概念を疑い、再考する試みとしての作品である。
また、連続写真を使った平面作品「still」シリーズもまた被写体は、動かない静物である。
逆さに活けられた造花や本の空箱、マッチの燃えた跡など、(価値という意での)「意味」を持たないもの達だが、
観者はそこからあらゆる(意味という意での)「意味」を見出していく。
意味のない静物が新たな視点と物語を生み、作品は派生して行く。